カルメ焼きの作り方 (原稿提供:セト氏)

今回は誰もが一度は名前を聞いたことがあろうカルメ焼きの作り方を紹介します。
これは作者が自分の感覚で作っているため、この通りに作っても上手くいかないことがあるかもしれませんが、
カルメ焼きは経験とカンで作るものなので、あくまで目安として参考にしてください。

材料をそろえましょう

作り方
それでは、実際に作って見ましょう。
まず、お玉にアルミホイルを貼ります。
アルミは指でしっかりと押さえつけましょう。これが結構重要で、おろそかにすると失敗する原因となります。

次に、ザラメと水の量ですがこれは「多少」調節がききます。気楽に行きましょう。
量の比の感覚がつかめるまでは量を少なくして、調節しながら感覚をつかんでいきましょう。
目安としては、ザラメがひたる程度に水を入れましょう。少し斜めにしてもあまり垂れてこないぐらい。
ザラメを入れたら、ガスコンロで加熱するわけですが、この時、極弱火にして火がお玉から出ないようにしましょう。
コレも重要なポイントで、火が出るほど強いとこげて失敗してしまいます。
溶け始めたら割り箸を使って、溶かしやすくするわけですが、この時、あまりかき混ぜないほうがいいです。
あまりかき混ぜると、アルミが破れたり、こげる原因となります。
周りから、気泡が出始めるので気泡が激しいところを割り箸でかいてやる感じで。

続いて、重曹をいれるタイミングですが、これは本当にカンです、一番大事なことなので何度も練習してカンを培ってください。
一応の目安としては、
いい色を見極めましょう。

そしたら、すばやく火から外して濡れ雑巾の上におきましょう。
すぐに重曹を入れるのではなく、数秒(コレも経験、7,8秒ぐらい)置いてから入れます。
入れる量も経験とカンなのですが、先ほど使った割り箸に付けれるだけ付けていれると良いでしょう。
入れすぎると苦くなってしまいます。
そして、重曹をいれたら、思いっきりかき混ぜます!
少しだけじゃダメです。やりすぎたか?と思うぐらいにかき混ぜましょう(これも、例によって経験とカンですが)

そのまま、火にかけずに少しおくと膨らんできます。ある程度ふくらんで固まってきたら少し火にかけます。
割り箸でつついてやると動きますので、そしたらお皿かアルミシートの上にだしてやりましょう。ポロンととれます。

完成
これで完成です。おいしくいただきましょう。

注意
少し熱いので、火傷しないように注意して食べましょう。
それと、糖分が非常に高いです(砂糖ですから)。糖尿病やカロリーに気をつけてくださいね。
また、上にも記しましたが、砂糖の焦げ付きは熱湯でよく取れます。
これも、火傷には注意してください。

とんぼ玉の作り方(超初級編) (原稿提供:セト氏)


1. ステンレス棒を離形剤(※1)につける。
  この時、離形剤は沈殿しているので、割り箸等でよくかき混ぜてからつけること。
  そしたら、付けた方を上にしてしばらく乾かします。

2. 乾かしている間にガスバーナーの用意をしましょう。
  後ろの棚にある巨大ガスバーナーとコンプレッサー(緑の)(※2)をセットします。
  セットの仕方は、まぁ、多分分かるでしょう。

3. 離形剤が乾いたら火に入れます。
  いきなり入れると離形剤が崩れますので火の上の方から少しずつ火に近づけて行きましょう。
  この時、回転させながらまんべんなく暖めてください。

4.ステンレス棒が赤くなったら、今度はガラス棒を暖めます。
  この時、ステンレス棒も火の中に入れて回転させることを忘れないように。
  ガラス棒も回転させて火の中に入れましょう。

5.ガラス棒が赤くなって回転させていると、先端に玉ができます。
  その玉をステンレス棒に巻き付けていきます。
  この時、巻き付けるステンレス棒は必ず水平に保ちます。
  巻き付けていったら、でっかいフライ返しみたいなので形を整えます。

6.好みの大きさになったら回転させながら火から出します。
  火から出した後も、しばらくは回転させながら冷まします。

7.少し冷ましたら冷却剤(缶に入ってるヤツ)(※3)につっこませましょう。
  しばらく(40分ぐらい)冷まします。

8.冷めたら(触って見て確かめて)水の中に入れて玉を取り出します。
  取り出したら、中の離形剤を取って完成です。

注意:火傷だけには注意してね
(※1、離形剤)東急ハンズなどで売ってます。
(※2、コンプレッサー)空気を送る道具です。理化部にあります。
(※3、冷却材)バーミキュライト。園芸用の土で、ホームセンター等に売ってます。

時計反応 (原稿提供:S氏)


使用薬品
ヨウ素酸カリウム(KIO3)
亜硫酸水素ナトリウム(NaHSO3)
可溶性デンプン
(純水)

前準備
1. 0.025mol/lヨウ素酸カリウム水溶液を作る。
  水100mlに対して0.54gのヨウ素酸カリウムを溶かす。
2. 0.010mol/l亜硫酸水素ナトリウム水溶液(デンプン入り)を作る。
   水に適量の可溶性デンプンを入れ、溶かす。
   水100mlに対して1.0gの亜硫酸水素ナトリウムを溶かす。

実験
1. ヨウ素酸カリウム水溶液を3本の試験管に5ml,3ml,1mlずつとり、水を加えて全量を5mlとしよく振り混ぜる。
2. 亜硫酸水素ナトリウム溶液を5mlずつ3本の試験管にとる。
3. 1.の液に2.の液を1本ずつ加える。

反応
全体の反応
2KIO3 + 5NaHSO3 3NaHSO4 + Na2SO4 + K2SO4 + I2 + H2O
混合溶液中の反応機構
IO3- + 3HSO3- I- + 3SO42- + 3H+   …(1)
5I- + IO3- + 6H+ 3I2 + 3H2O      …(2)
溶液中にまだ HSO3-が残っていると次の(3)の反応が起こる。
I2 + HSO3- + H2O 2I- + SO42- + 3H+  …(3)
時間の経過により HSO3- が減少、ヨウ素が析出しヨウ素デンプン反応により呈色。
反応機構を見れば分かるように、NaHSO3 濃度が KIO3 濃度の3倍より高いと変色しない。

留意事項
参考にしたサイト
名古屋市科学館ホームページのサイエンス教室
http://www.ncsm.city.nagoya.jp/

ニワトリの脳の観察 (原稿提供:ちよ)

鳥類の脳は、一般に視葉(中脳)がよく発達し、大脳の下から左右にはみ出しています。
大脳は、哺乳類の脳のように回転や溝は見られませんが、よく発達し、間脳と中脳を覆っています。
先端の嗅葉はあまり発達していません。

解剖の方法
( 1 ) くちばしをこじ開け、口の内部と舌のつき方、歯の有無を観察する。
( 2 ) 頭部から皮膚、筋肉、脂肪を除去する。
( 3 ) ビーカーに湯を沸かし、頭部を入れて約5分煮る。
( 4 ) メスを使って頭骨の縫合線近くの骨の一部をはがし、そこからピンセットを用いて注意深く頭骨をはがす。
( 5 ) 脳を上面から観察したら、眼球をつけたまま脳を取り出す。
     脳神経は12対出ており、下面には透明な脳下垂体が見られる。
     眼球から出た神経が交差して脳に入る(視交差)様子も観察できる。

※画像があります。(苦手な方はご注意下さい。)