1 容器に水を入れる(洗濯のりを入れると体積がかなり増えるので少量でよい。)
2 水の中にホウ砂を入れる
3 ホウ砂が溶けるまでかき混ぜる
4 水性絵の具で色を付ける(ごく少量にすると透き通った色のスライムになる。結構キレイ。)
5 洗濯のり(ポリビニルアルコール)を加え、かき混ぜる(水の部分が全部スライムになるまで行う。)
6 (出来たスライムはのりでヌメヌメしてるので水で洗うと幾分かマシになる)
ホウ砂の量でスライムの堅さが決まる。
少ないとドロドロしたスライム、多いと弾力のあるスライムになる。
(ホウ砂が少ないスライムのほうがよく伸びるので俺はコッチが好み)
なんでそ〜なるの!?
ホウ砂の化学式はNa2[B4O5(OH)4]・8H20
ホウ砂の水溶液では、Na+(ナトリウムイオン)と
[B5O5(OH)4]2-(ホウ砂のイオン)に別れます。
スライムをつくるときの条件では、このイオンが更に5分子の水と反応して、
2個のホウ酸(H3BO3=B(OH)3)分子と
2個のホウ酸のイオン(B(OH)4-)に分解しているそうです。
そして、B(OH)4-がポリビニルアルコールの長い鎖どうしを結びつける働きをします。(高分子の「橋かけ結合」)
スライムの形が自由に変わるのは、この水素結合が切れても
(水素結合は弱いので弱い力が加わるだけでも切れるのですが)、すぐにまた別の相手と結合するためです。
ホウ砂は実は危険だった!
「外用により発疹、眼瞼炎などの過敏症状が現れることがある。
また健康な皮膚面からの吸収は遅いが、創傷面からの吸収は速やかで、急性中毒を起こすことがある。
また経口摂取により、胃腸炎、大脳浮腫、肝・腎の脂肪変性などを起こすことが報告されており、
頭痛、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、紅斑性皮膚炎、脱毛などの症状が現れることがある。
特に小児では5〜10gのえん下で激しい嘔吐、下痢、ショックなどを起こし、死に至るとする報告がある。」
もし幼児が誤って食べてしまったら、すぐ吐かせて、医師の診断を受けてください。
・ スライムは決して口に入れないこと。
・ スライム遊びをした後は必ずよく手を洗いましょう。

スライムの構造式はこんな感じ。
赤い点線が水素結合です。
nはある決まった値では無くて「もの凄くたくさん」という意味のnです。
おまけ。
並べると綺麗な形になりそうだったので、壁紙に出来ないものかと試作。
失敗作
縦 /
横 をご覧あれ。
試作版2
画像
用意するもの
・ ロウ
・ クレヨン
・ アルミカップ
・ ろうそくの中に入っている芯(またはタコ糸)
作り方
1 ロウを溶かします。完全に溶けると透明になります。
熱しすぎるとはねて、火傷の原因となるので注意してください。
2 溶けたロウにクレヨンを薄く削って入れます。
多く入れるほど色は濃くなります。
因みに黄色のクレヨンと青色のクレヨンを一緒に入れると緑色になる等、色を混ぜることも可能です。
3 出来上がった色つきのロウをアルミカップに流し込みます。
4 色つきのロウを入れたアルミカップにろうそくの芯(またはタコ糸)の一部を出していれ、
ロウの中に沈まないようにしばらく固定して、固まるのを待ちます。
夏場は固まりにくいので、氷を入れたバットに水をはり、そこに中に水が入らないようにアルミカップを沈めると早く固まります。
5 完全に固まったら完成です。火を付けてみましょう。
尚、火の扱いには十分に気をつけてください。